昔、弟が産まれる前、母が入院するので、
私だけおばあちゃんの家に泊まることがあった。
2階への高い階段を上がって
右の部屋が寝室
天井にぶら下げられた電気が、
サルの形に見えて、
とても怖かったのを覚えてる。
当時の私は寝付けなくて、
結局4時頃に1階へおりた。
おばあちゃんはトーストを焼いてくれた。
鳥の声すらまだ聞こえない
はやめの朝ごはんを、
一緒に食べたのを、
覚えてる。
あんまり最後は会えなかった。
コロナの事もあって
面会が難しかった
いや、言い訳。
会いに行ってなかった。
どこかで、行かななーとか思いながら
先延ばしにしてて、こうなった。
別に後悔はしてないんだけど、
お葬式の時に出た涙には、
ちょっと顔向け出来ないなと思った。